私が失恋した時に読み漁った!立ち直る元気をくれるおすすめ小説6選

失恋はだれにとっても悲しく辛い出来事です。
あなたは失恋した後どのように日々を過ごしますか?

ひたすら泣いて誰かに話を聞いてもらってすっきりしたり、体を動かしてストレス発散したり…
気持ちの紛らわし方や発散方法はその人によって様々です。

 

すぐに立ち直れる方も、何年も引きずってしまう方もいると思います。

そこから一歩踏み出すか、ずっと引きずって生きていくか。
結局それは自分で選択することで、自分しか選択できないことなんですよね。

ちなみに私は結構引きずってしまうタイプで、忘れようとしてもずっと頭の中でぐるぐる考えてしまうような切り替え下手な人間です。

なにをしてても頭から離れなくて、困ったもんです。
割とすぐに切り替えのできる友達をいつも羨ましく思っていました。

 

しかし、そんな私でも気を紛らわせられた方法があります!

私と同じようになかなか忘れることができない、気を紛らわすことが苦手という方は特におすすめの方法です。

それは、どんな方法かというと

「小説を読むこと」

えっ?そんなこと?
って思われた方、いると思います。(笑)

しかし、本を読むことの影響力って半端ないんです。

その人の人生観まで変えてしまうことだってあるんですよ。

 

小説はストーリー仕立てになっているので本の世界観に抵抗なくスッと入ることができ、人によっては登場人物を自分に置き換えて読むことで、現状の自分の感情に寄り添ってくれます。

そうすることで、気持ちが楽になることがあるのです。

その世界観に浸っている間は物語に没頭できるので、ほかのことを考える隙間がないんですね。
そして読み終わる頃には、読む前の自分とは違った自分に気づくはずです。

 

ミッサ
そこで今回は私が厳選した小説を、パターン別にご紹介いたします!

 

この記事はこんな人におすすめ
・失恋直後で辛い方
・悲しい気持ちを紛らわせたい方
・次の恋愛に進みたい方
・復縁したい方
この記事は3分で読めます。

失恋した時に小説を読むのがオススメな4つの理由

・つらい感情に寄り添ってくれ、気持ちが楽になる

 

振られた直後はとにかく悲しくて辛いですよね。

何も手につかず、無気力、絶望…さまざまな感情が自分を支配していき、孤独を感じます。

誰かに話したところで、共感はしてくれるかもしれませんが自分にしかわからないこの悲しみを理解されるのはなかなか難しいでしょう。
そんなときに、自分の悲しい・辛い状況と重なる物語の小説を読むことで孤独だった心がほどけていきます。

ぽっかり空いた心の穴に寄り添ってくれるんですね。

 

・今の自分と似た物語だった場合、感情移入しその感情に思いきり浸ることができる

 

これも前述した内容と重なるところがあるかもしれませんが。

小説にはフィクションが多いかと思いますが、それが良いのです。
小説の世界観の中に自分が入って、悲しい感情に思いきり浸るなど感情移入することでそのときの感情を出し切ることができます。

これは私の経験上のお話ですが、うじうじと考えているよりも、悲しいときは悲しい感情に躊躇わず思いきり浸って泣くことで、そのあとの立ち直りまでの時間が早まります。

感情を出すことで早く気持ちの切り替えができるようになるのです。

 

・本の中に励まされる、元気が出る言葉が入っている

 

これは例えばお友達に相談して、お友達からもらえる言葉だったり、そういった場合にも当てはまるかと思いますが、さすがいろいろな言葉を知っている小説家の皆さんは文章中に出てくる言葉が強いです。

励まされる、勇気づけられる、元気が出る、前を向ける。
こういった言い回しがたくさん入っています。

言葉の力は偉大で、たった一言でも励まされたり、元気づけられたりします。
私自身も言葉で救われた経験がたくさんあります。

この言葉があれば私は大丈夫!無敵!
と、これから生きていく上でのパワーワードが見つかるかもしれません!

 

・自分の考え方とは別の考え方を見つけることができる

 

本を読んだり人から話を聞いたりすると、結構自分って偏った考えしてるんだな~と思うことがよくあります。これは誰にでも言えることで、自分の中で当たり前だと思っているような出来事でも他人からしたら全くそうではないことがあるんですね。

恋愛に関しても同じことが言えると思います。

小説を読むことで、自分の偏った考え方・思い込み・価値観を修正することができます。

または「こういう考え方もあるのか。なるほど。」と自分とは異なる視点を見つけ、自分の中の選択肢に取り入れることもできるのです。

実際、私も小説を読んで自分の恋愛観・価値観が偏っていたんだなと実感しましたし、他の考え方を取り入れることで、今まで縛り付けていた気持ちがほぐれ楽になった経験があります。

 

などなど挙げるとキリがないのですが、こういったメリットがたくさんありますので、小説を読むことはとてもおすすめなのです。

これからご紹介する小説を読み終わる頃にはきっと気持ちが楽になっているはずですよ!
ぜひご自分に合った小説を見つけてみてくださいね。

悲しみに寄り添ってくれる小説

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くまちゃん(新潮文庫) / 著者:角田 光代

物語は7編で編成されていて、すべて振られた人のお話です。
失恋直後の悲しい気持ちを持ってる方が共感できる言葉が文章中にたくさんあり、そっと悲しい気持ちに寄り添ってくれる一冊。

読みながらひたすら悲しい気持ちに浸って泣いてすっきりしてしまうのもいいかもしれません。

いろいろな恋愛の価値観が記されているので、自分の偏った考えをすこし修正できるかもしれません。

読み終わる頃には温かく、前を向けるようなストーリーになっています。

恋を諦めたいときに読んでほしい小説

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落下する夕方(角川文庫) / 著者:江國 香織

ある日突然彼から別れを告げられる梨果。
梨果のもとへ突然現れ、同棲することになった女性は梨果に別れを告げた彼が思いを寄せる女性だった。そこでなぜか不思議な三人の同棲生活が始まる。

三角関係ではありますが、きれいなストーリー。

しかし、その中にも失恋や未練を実感するシーンや、少しずつ好きという気持ちが薄れていくプロセスの描写もあり、共感できる部分があるのではないでしょうか。

辛い気持ちを紛らわせたい方に読んでほしい小説

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白河夜船(角川文庫) / 著者:吉本ばなな

恋愛の物語ではありませんが、少し疲れてしまったときに読んでほしい一冊です。
タイトルのように「眠り」がキーワードの本です。

主人公はさまざまな問題が重なり、喪失感を抱え心が疲れ切っていました。
そして深い眠りにつくのです。

そんなとき、ある人物が夢の中で何かを語りかける。
それにより主人公の考えが変化してきます。

眠りにつくことは、心の休息にも大切です。

眠って心を休めることで、今の悲しくずっしりとした気持ちは軽くなっていくはずです。
いつまでも暗いトンネルはないよ、と教えてくれます。

前向きになりたい方に読んでほしい小説

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失恋のおくすり(アスペクト文庫) / 著者:バンビス スノーフラワー

タイトルの通り、失恋した方に送る処方箋のような本です。

ここには各賢人たちの名言がたくさん載っています。
あたたかい言葉、やさしい言葉、癒しをくれる言葉など見方でいてくれる言葉の処方箋です。

バンビス スノーフラワーさんの言葉も共に記されていて、その優しい言葉に勇気づけられるでしょう。

言葉の威力はすごいです。

心が落ち着いて前を向きたいと思ったときに読んでほしい一冊です。

次の恋愛に進みたい方に読んでほしい小説

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流れ星が消えないうちに(新潮文庫) / 著者:橋本紡

高校で出会った加地君、巧君、奈緒子の三人。
加地君と奈緒子はカップルだったが、突然の事故で加地君がなくなってしまうところから始まる。

悲しみに支配される奈緒子に寄り添う巧君。

二人で辛い減と向き合いながらも立ち直り、強く、前を向こうとし生きていきます。

悲しみをどう受け入れていくかが描かれており、何かヒントが得られるかもしれません。

無理に忘れなくてもいい。
ゆっくりと受け入れることが次の第一歩に繋がるんだということを教えてくれます。

切なくも温かい気持ちになれ、一歩踏み出す勇気がもらえる一冊です。

復縁したい方に読んでほしい小説

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パイロットフィッシュ(角川文庫) / 著者:大崎 善生

「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない」

ある日、主人公のもとにかかってきた一本の電話。
その声は19年ぶりに聞くとても懐かしい声。

この不思議な出来事から始まる物語です。

一度巡りあった人の言葉、行動、すべてが今後の自分へ影響を与え、形成していく原料になる。失恋をしたとしてもその恋愛から何かを学び、それがこれからの自分に影響を与え、決してマイナスな経験ではないのだということを伝えてくれる一冊。

「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない」という言葉に勇気づけられもう一度頑張ってみようという気持ちになれるのではないでしょうか。

新たな一歩を踏み出そうとしているあなたへ

失恋した直後はとても辛いものですが、その辛さは永遠に続くものではありません。

決してマイナスなことばかりではなくプラスに働くことも必ずあります。

失恋という経験を通して、人間として強くなれたり、成長できたり、やさしくなれたり…
得られるものがたくさんあります。

それらの経験がこれからの自分を強く形成していってくれます。

あまり悲観的にならず、今の自分は何を必要としているのか?(気を紛らわせたい?前向きになれる言葉がほしい?)など考えてみてください。

そして今回ご紹介した中で少しでも立ち直るきっかけになる小説を見つけていただけたらうれしいです。
失恋から立ち直り、再びあなたらしく堂々と生きていける日が来ることを願っています。

今回ご紹介した小説
  • 悲しみに寄り添ってくれる小説

    くまちゃん(新潮文庫) / 著者:角田 光代

  • 恋を諦めたいときに読んでほしい小説

    落下する夕方(角川文庫) / 著者:江國 香織

  • 辛い気持ちを紛らわせたい方に読んでほしい小説

    白河夜船(角川文庫) / 著者:吉本ばなな

  • 前向きになりたい方に読んでほしい小説

    失恋のおくすり(アスペクト文庫) / 著者:バンビス スノーフラワー

  • 次の恋愛に進みたい方に読んでほしい小説

    流れ星が消えないうちに(新潮文庫) / 著者:橋本紡

  • 復縁したい方に読んでほしい小説

    パイロットフィッシュ(角川文庫) / 著者:大崎 善生