失恋から立ち直るための3ステップ!一番の近道は心理を学ぶこと⁉︎

失恋は誰にとっても辛いものです。

一度失恋という辛い出来事を経験すると、もう二度とこんな辛い経験はしたくない…という気持ちになりますよね。

また、振られた人にとっては、「相手がどういったときに気持ちが冷めるのか?」「人の気持ちがどういう風に変化していくのかを知ったうえで次の恋愛に活かしたい!」という人もいるかもしれません。

そこで今回は、男女の失恋に対する考え方の違いを比較し、失恋に対する心理状態別に次にの恋愛に繋がる方法をご紹介していきます!

この記事はこんな人におすすめ
  • 振る人の心理が知りたい
  • 振られて立ち直るまでの最短ルートが知りたい
  • 復縁したい
  • 今回の恋愛を次につなげたい
この記事は3分で読めます

男女の失恋に対する考え方の違い

一般的に、女性は男性よりも失恋から立ち直る期間が短いとされています。
それはなぜでしょうか?
これを理解した上で記事を読んでいただくとより理解が深まると思います。

まず、男女の失恋に対する考え方の違いについて説明していきます。

日本心理学会 栗林克匡先生によると、失恋後に経験する反応として

男性が女性よりも経験しやすい反応は「相手をなかなか忘れられなかった」「強く反省した」「別れたことを悔やんだ」「酒をよく飲むようになった」で,逆に女性のほうが男性よりも経験しやすい反応は「相手に幻滅した」「よくデートした場所を避けた」「相手がいなくなってうれしかった」でした。男性は未練がましく後悔をしやすいこと,そして女性は関係の解消を肯定的にとらえていることがうかがえる結果となっています。

失恋のようなネガティブなイベントを経験するとストレスがかかります。ストレスへの対処には,感情に焦点を当てる対処と問題そのものに焦点を当てる対処があります。その両方に関わる具体的対処の1つに自己開示を挙げることができます。失恋に関していえば,失恋の事実関係について話したり,そのことに伴う自分の気持ちを打ち明けたりといったことです。自己開示にはストレス緩和に関係する感情浄化という機能があります。

この自己開示の性差については,一般的に女性のほうが男性よりもよく行われることがわかっています。女性はつらい失恋のストレスに関連する話題を誰かに打ち明けることで,自らのネガティブな感情を浄化し,かつ失恋がもたらす諸問題を解決するためのアドバイスを開示相手から得る機会をもちやすいといえるでしょう。

引用:日本心理学会 公式サイト

という記述があるとおり、女性のほうが友達などに自分の気持ちを正直に話す機会が多いため比較的失恋に対しては男性に比べると強い傾向にあることがわかります。

誰にも話さずにひとりで解決しようとする方もいるかもしれませんが、心理学的にはよくないのですね。
辛い気持ちを誰かと共有することが大切とされています。

 

【振る側】男性の心理状態

次に実際に失恋してしまった場合について考えていきましょう。

振る側(男性)の心理 ※まだお付き合いをしていない場合

  • 振られた側の女性のガードが固すぎる

    これは過去の私でもありますが、男性慣れしていない女性、もしくは過去になんらかの男性に対するトラウマがある女性に当てはまるパターンが多いです。
    信用できるまで気持ちを開くのが怖い気持ち、よーくわかります。
    だって赤の他人に本当の自分をさらけ出すなんて怖いですもんね。
    ガードが固いのは悪いことではありません。
    ただ固「すぎる」のはちょっと直した方がいいかも知れません。

    たとえばボディタッチ。
    仲良くなってきた男性から触られそうになったあなたはつい体をよけて拒否してしまいました。
    男性はどう思うでしょうか?
    気になっている子からのその反応はとてもショックで、拒否されてるように感じるでしょう。今まであった付き合えるかもしれないという可能性もすとんとなくなってしまうかもしれません。
    いつまでもそのような状態だと「この子ガード固いな…」と思われて一歩引かれ、結果諦められてしまう、なんてことも。もう少し隙のある女性にしよう。
    もっとリラックスして接しましょう。大切なのは隙を与えることです!

 

  • 振られた側の女性の感情表現が乏しい

    自分を表現するのが苦手な人もいますよね。
    私もどちらかというと苦手な部類で、何考えてるのかよくわからないとたまに言われます(笑)
    しかし男性からすると「今楽しいのかな…?」と思うほど感情が表に出ていない相手だと一緒にいても不安になってしまいます。
    いざ恋人になれても感情が読み取れないような相手だと楽しくないですよね?
    楽しくなさそうにしていると相手も自信をなくしてしまい、諦められたり、振られてしまう要因になります。

    好きな人の前では、見栄など捨てて素直に接しましょう。
    恥ずかしいかもしれませんがとりあえず楽しければ笑っていましょう!
    男性からしたら自分が好きな子、気になる子の笑顔を見られれば単純にうれしいですし、相手の緊張もほぐれて自然と距離が縮まるかもしれませんよ。

振る側(男性)の心理 ※実際にお付き合いしている場合

  • 性格の不一致

    相手との性格が合わなかったパターンですね。
    人間は自分をいい人に見せたがるので、最初は相手によく思われようと相手に合わせて接します。それは当然のことでいい人を演じている時期ですね。
    しかしお付き合いを続けていくうちに素の自分が出てきて、素の自分と相手の性格が合わなかったということはよくあることです。

 

  • 振る側の男性の気持ちが冷めた

    付き合い始めた当初は舞い上がって細かいところまで気にならないですが、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、ちょっとした相手の嫌な部分が見えてきて気持ちが冷めてお別れしてしまうパターンです。
    この気持ちが冷めた場合、一見もう戻れる可能性がないように思いますが、意外と「また好きになった」「一度好きになった人をなかなか嫌いにはなれない」などといった理由で復縁の可能性が高いのも事実です。理由は後ほどお話しますね。

 

  • 振る側の男性に彼女以外の好きな人ができた

    まだ自分も好きなのに相手に好きな人ができたという理由で一方的に振られてしまうのはとても辛いことです。彼以上の人はいない、と恋愛することすら避けてしまいがちです。中には、本当は他に好きな人ができたわけではないけれど、彼女と別れたいからすきなひとができたという「ウソ」をついて別れるという、別れるための口実として使うフレーズの場合もあるようです。

男性が彼女と別れようと思ったきっかけ

続いて男性が彼女と別れようと思ったきっかけをいくつか挙げていきます。

 

  • わがままな彼女に耐えきれなくなった

    付き合ってしばらく経つと、お互いにリラックスして接するようになっていきますが、そこであまりに気を緩めすぎてわがままばかり言ってしまうと、冷められる原因になるようです。わがままはほどほどがかわいいかもしれません。

 

  • 彼女が付き合っていくうちに「美」を意識しなくなった

    こちらも、お付き合いの期間が長くなってくるにつれて出てくる問題です。
    たとえば、付き合った当初は毎回お気に入りの服を着てメイクを頑張っていたのに、月日が経つにつれて「これでいっか」と服装やメイクに手を抜き気を遣わなくなってしまったりといったことですね。
    いくら気心が知れた中でも、彼氏は彼氏。彼の前では「女性」であるということを忘れずにいることが大切なのですね。

 

【振られた側】女性の失恋後の心理状態

 

振る側の心理状態が理解できたら、次は振られた側の失恋後の心理状態について見てみましょう。

  • 失恋直後…喪失感に襲われる

    失恋直後は、お付き合いをしていた方なら、今まで当たり前に隣にいた彼が突然いなくなる。
    当たり前だった日常が当たり前でなくなる。片思いの方なら今まで積み上げてきた可能性が一気になくなり、ものすごい喪失感に襲われます。失恋した事実を受け入れられてない状態です。
    この時期は、何もする気が起きずにひたすら泣いて悲しい日々を過ごすことになります。一番辛い時期ですよね。

 

  • 受け入れられた後…後悔

    「なんで振られてしまったのだろう」「何が悪かったのかな」「あのときもっとこうしていれば…」など、過去の出来事や自分の行動について後悔します。

 

  • 復縁を望む

    失恋してしばらくは何も手につかず、自分を責めたり後悔することで頭がいっぱいですが時間が経つと、次第に寂しい気持ちが出てきて、やり直したい。片思いの方はもう一度付き合えるチャンスがほしい。という気持ちが出てくる場合があります。

解決策は?

ここでひとつ、「フィンクの危機理論」という法則をご紹介します。

フィンクの危機理論とは、「危機」を乗り越える流れを示した理論のことです。

失恋という「危機」に対して、このフィンクの危機理論を知っておくと、自分の「危機」が今どのような状態なのか、次はどんな状態になるのかを知ることができます。

1.衝撃期
まずは辛い気持ちをそのままに、ゆっくり辛い気持ちと向き合いましょう。泣くときは泣いて大丈夫です。

2.防衛的退行
ある程度たつと、失恋についてもがくのが人間です。よりが戻せないか?なんとかもとに戻れないか?メールをしてしまう方もいるかもれません。もしかしたら相手の気持ちが変わることもあるかもしれませんが、大概の場合は難しいのが現実で、その事実をゆっくり受け入れていきます。

3.承認
最後の段階になってくると、どうにか現実を受け入れ、落ち着いてきます。個人差がありますが、相手が好きであればあるほど引きずります。ですが必ず終わりが来ます。この時期になると大分落ち着いています。

4.適応
最終段階になるいい思い出として失恋を達観できるようになります。新しい恋に向けて自分磨きをしたり、新しい出会いの場に気持ちよく進んでいけるようになるでしょう。

今現在自分がどのような状態なのかを把握して焦らないようにすることが何よりも失恋から立ち直るには大切なことです。例えば、失恋したばかりで、空元気で「適応」したと思い込んでもうまくいかないことが多いです。傷が残ったままになってしまうのでは、泣きたいときは無理せず泣いて、自然と回復するのを待ちましょう。

コミュニケーション講座

自身に危機が迫ったとき、このように人間の心は変化していきます。
これは失恋したとき(危機)にも当てはまります。
この乗り越えるための段階を知っていると、パニックを起こさず冷静に対処できますね。

それらを踏まえたうえでの解決策を見ていきましょう!

まず、失恋後にしてはしてはいけないこととして

  1. 相手を無理に忘れようとすること
  2. まだ相手を好きな状態で次の恋愛をしようとすること

があります。

失恋した事実を受け入れることができてから次のステップに進むことがとても大切です。
それが立ち直るための一番の近道です。

STEP1 失恋直後… 無理に行動を起こさず、静かに過ごそう

この時期は一番辛く、なにも手につかない時期。そんな時期はなにもしないことが一番です。
無理矢理合コンに行ったり、新しい恋愛をしようとしても絶対にいいことはありません。
前の恋愛の気持ちが残っているうちに、引きずりながら半ば強引に始めた恋愛は、結果的に自分をもっと苦しめることに繋がります。恋愛はしようと思ってするものではなく、気付いたらしているものです。
この傷ついた時期は辛い気持ちを忘れようとして、無理に出会いを探したり、気が向かないのなら友達に遊びに誘われたとしても、誘ってくれた感謝を伝えて今はごめんねと断ったって良いんです。
とにかくこの時期無理をしないことが大切です。誰にも会いたくないのなら一人でいるのが一番です。
自分の心が落ち着くことをして少しでも穏やかに過ごせるようにしましょう。

 

STEP2 後悔しているとき… 自分の心を整理しよう

失恋した事実を受け入れることができてくると、徐々に後悔の気持ちが出てくると思います。
しかしここであまりに後悔しすぎて、自分を否定したり、責めてはいけません。
このときの対処法としては、自分のもやもやした気持ちや相手の嫌だったところを紙に書いてみてください。
そうすることで自分の気持ちが整理できたり、相手のことを客観的に見ることができます。
もしも相手の嫌なところがたくさん出てきたら意外と欠点たくさんあったんだーと、そこで自分の気持ちを再確認できる可能性があります。
相手の嫌なところが思い浮かばなくても、自分の今の心境を紙に書き出すことで心のデトックスをしましょう。

 

STEP3 復縁したい・もう一度チャンスがほしいとき… 思い切って再アタック!

やっぱり彼のことがまだすき。諦められない。という方も多いかもしれません。
上記の解決策を実践しても、忘れられないし嫌いにもなれないという方は思い切って復縁を試みるのも一つです。

ここでもポイントがあります。
お付き合いをしていて別れた場合は、これまで付き合ってきた思い出と感謝の一言を入れたメッセージを送りましょう。別れた後、相手に良い印象を与えることが復縁に繋がります。
理想は別れたあとでも友人になることです。相手との関係を切らないことが大切です。
その間に自分を成長させましょう。
何か恋愛以外のことに打ち込んだりしてもいいかもしれません。
復縁したいからといって、相手にしつこく連絡をしたりしてはいけません!
そうすることで、振った側は「あれ?俺のことすきだったはずなのに妙にあっさりしてるなぁ。」と思います。この「あれ?」と思わせることがポイントで、あなたの素っ気ない態度によって徐々にあなたのことが気になってくるのです。

また先程もちらっと言いましたが、冷めたという理由で振られた場合は意外と復縁の可能性が高いです。
なぜかというと、冷めるのには必ず原因があります。
そこの冷めた理由の部分を洗い出し解消することで、問題が解決することがあるからです。

たとえば、初めはバッチリメイクしていたのに、徐々にすっぴんで会うようになったことで彼氏が冷めてしまったパターン。
これは付き合っていくうちに外見に気を遣わなくなってしまった彼女が原因です。
ならば、もう一度会えるときまでにメイクの研究をしてメイク上手になり、彼を驚かせてあげるのです。

こうした具合に、原因を一つ一つ解消していくうちに復縁できる可能性も高まっていくと思います。
一度は好きなった相手です。可能性は決してゼロではありません!

心理を理解して次につなげよう

今は失恋してしまって悲しみでいっぱいかもしれませんが、少し元気が出て次の恋愛をしようと思えたときには、先ほどご紹介した男性の心理を頭の片隅に置きながら、男性と接してみてください。
記事を読んで、自分に思い当たる節があった場合は、そこを直してみたうえで何か行動してみるのもいいかもしれません。

きっと今までの恋愛とは違う、もっと素敵な恋愛が待っていることと思います。

この記事を読んでくれた方が前向きで素敵な恋愛ができるよう、願っています!